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Salesforce導入日記~11日目~

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学習塾事業を始めて2か月がたちます。 2か月たって、先月に定義したレポートがとても役に立ちます。 一度定義したから二度と同じ定義の作業をする必要はなく、改善のために工数を当てることができるからです。 さて、2か月も事業をしていると、たくさんの方と商談をするようになってきます。 そうすると、以前に登録した名刺データと同じデータが存在するとか、様々な不備が起こりますので、その解消方法を解説していきたいと思います。 取引先に住所を入れるのがめんどくさい 名刺交換をした直後、取引先に住所を入れるのがめんどくさくて、入れませんでした。。。 その状態で、名刺交換をしていただいた相手を取引先責任者に登録しました。 すると、取引先責任者の住所項目には、取引先の住所項目が最初から自動で挿入されている状態になります。 取引先に住所を入れないと、もちろん取引先責任者にも住所は入らないです。 そして、後日(今日ね)取引先に住所を追記したのですが、すでに作成された取引先責任者には住所が入力されない、という感じになりました。 取引先責任者を同じ名前で、名前だけで作ってマージ 取引先責任者を新しく作成したら、取引先に追記した住所が挿入されて作成されます。 住所が挿入されているデータ、挿入されていないデータを合体させて項目を統一したら、住所項目も入った1つのデータとして保存できると考えました。 でも、 取引先責任者のデータの重複がない? いやいやいや、嘘つきなさんなや! 重複したお名前で作ったんですってば! データの重複についての設定 設定メニューから重複ルールや一致ルールを設定すると、合体させられるんだろうな。 データをマージする機能はClassicでは取引先レコードからできるので、 いったんそこでやってしまおうと思います。 スクール事業、学習塾事業が大きくなったり、営業部門が増えてくると、 データが重複してしまうということが起こります。 それは目に見えている。 早くに一致ルールや重複ルールを定義しておくことで、データ品質を保てるのでやってみましょう。 また後日、重複ルールについての解説を書きたいと思います。

Salesforce導入日記~10日目~

学習塾事業をはじめて1か月。 生徒ごとの1か月の振り返りをアルバイトの講師の子と行いました。 講師(めちゃくちゃ優秀な、京都大学大学院に2018年の春に進学予定)から、Salesforceの機能追加の要望をもらいました。 その機能を、講師の見ている前で作ってみました。所要時間10分ほど。 導入10日目 今日やったこと 開発要望:生徒ごとに、わからない問題を見える化して蓄積したい 講師がいわく、生徒の苦手な問題の傾向をつかめたり、直前期に何を学べば安心して成績を伸ばせるようになるかがわかればとてもいい事業になるらしい。 暗記系科目は置いておいて、数学、物理、生物、化学、の理系科目で取り急ぎ実装してみました。 この機能でいいことは、 担当講師が休んだり、退職したときに生徒の苦手を引き継げること。 違う時期に入塾した生徒で、同じ苦手があったときに教えやすいこと 高校生全体として苦手な問題を可視化できるので、解説コンテンツを作ることで指導時間を効率化できること などなど、たくさんのいいことがあります。 実装してみる(10分) 要件をこのようにしました。 カスタムオブジェクトである、「受講生」オブジェクトの子オブジェクトに、 「わからない問題」カスタムオブジェクトを作成しました。 わからない問題オブジェクトには、 受講生:参照関係 科目:選択リスト 参考書名:選択リスト 参考書名(その他の時は入力):テキスト としています。 ここで、科目と参考書名を、項目の連動関係を使って、 参考書名には、塾で標準的に使用している参考書のリストを200くらい選択肢にしています。 科目には、数学、英語、物理、などの科目がありますが、 数学が選択されたときには200リストのうちから20この数学の参考書だけが表示されてほしい、という風に思いました。 このように実装して、受講生オブジェクトのページレイアウトの、関連リストの表示項目を整理したり、わからないことタブをクリックしたときに表示されるリストビューを整理したり、ということを行い、10分くらいで構築完了しています。 カスタマイズして運用に載せるために必要な配慮 今回は、アルバイトの講師からの要望で

Googleデジタルワークショップを学習

今日はSalesforceではない。 月の頭になりました。 先月から学習塾事業を始めまして、たくさんのことを整備しています。 教室に備品がすべて整った 教室での受験相談のための準備の仕方など、細かい業務の作法を理解した 自社サイトを作った 業務フローを作った 業務の完了はSalesforceにデータ登録したこととする などなど あとは、順調に事業を成長させるために、 各業務フローでの指標を伸ばすだけだ。 ここで、圧倒的に正義、というか、どの業界でも絶対に必要なことをまた最初から学んでみたいと思いまして、 Google デジタルワークショップというものを学習してみたいと思います。 https://learndigital.withgoogle.com/digitalworkshop-jp 自習をするのに家だとやる気でないなあ、なんて思っちゃうんですが、 なんと!学習塾事業をやったら、自習室もあるじゃあありませんか。 生徒が来るまでの時間や、深夜の時間帯など、 自習室でなら勉強がはかどるはず。 今日からしばらくGoogle デジタルワークショップを学びたいと思います。 なんでこれを学ぶのか、というと、なんでだろう。 スマホが登場してから、インターネットでの情報検索や、それによる意思決定っていうのが人々にとってありふれたものになりました。 インターネットで探せないのは、この世に存在していないのと同じ! と、私は思っていて、インターネットで自社の情報が見られないならば、 定期的にチラシを配ったり、折り込み広告をしたり、などに追われて事業を成長させることがきっと困難になっていきます。 あらゆる事業において、インターネット上での情報の流通や、購買の意思決定をしてもらうということは活用できるので、学習塾だけでなく、プログラミングスクールでも、 Salesforceの活用支援でも、なんでも。 インターネット中心での事業成長のために最初から学びたいと思いました。 よし、学習頑張るぞ!っと こんな人におすすめ!3つのバッジを取って思うこと デジタルワークショップってどんなこと学べるのだろうなあと、漠然と学び始めました。 最初は、インターネット人口がここ数年で爆発的に増えてきて、自分のビジネスを伸ばすため

Salesforce導入日記~9日目~

月の末日(2017年10月31日)になりました。 これまでにしてきたSalesforceのカスタマイズや、データの入力が威力を発揮します。 そう、全世界のビジネスマンを恐怖に陥れる、 レポート !! レポートを自動で作成できるのですが、 ある程度の期間や量のデータがあってこそ、レポートの真の価値がわかります。 この記事では、どんなレポートを定義したか、レポート機能を使うとどんなことがいいのかを解説していきます。 導入9日目 今日やったこと レポートを活用する 学習塾事業をしているのですが、レポートをいくつか定義しています。 例えば、今月の自習室利用状況レポート。 自習室利用を記録しているレコードから、 利用日 開始時刻 終了時刻 教室長メッセージ 受講生名 受講生ID の項目をレポートします。サマリー形式や、マトリックス形式で、利用日を週ごと、あるいは月ごとにします。 これを、受講生レコードの詳細画面に、レポートグラフをページレイアウトから追加します。 こうすることによって、受講生レコードの詳細画面から、特定の受講生の学習の記録のみを出力するレポートへアクセスできます。 生徒の保護者さんの観点からは、生徒の迎えをしているなら、塾から出る時間は推測できるのですが、学校が終わってから何時に塾に行ったのだろうか、ということを確認するすべはありません。 保護者の方へのレポートを、保護者の方からお電話や、あるいは来校してもらったときに口頭でのみ伝達できる、ということをすると、一見、なんのシステムも使っていないし、手間が発生しないように思えます。 しかし、厳密に何月何日の何曜日には来ていない、とか、何時台にきたのが何日間あって、休んだ日はいつで、などの細かな情報は時の経過とともに忘れてしまうものです。 生徒の数が増えたとき、ひとりひとりのことをすべて記憶するのは困難です。 そこで、レポートを作成して月末に保護者の方に報告をする、ということでお子さんの学習についての安心を提供しています。 また、このレポート業務は、教室の責任者だけがやるべきな属人性の高いものではなく、レポートの定義さえできていれば誰でもが行えるようになっているべきだと考えます。 このようなレポート作業に時

Salesforce導入日記~8日目~

プログラミングスクールでのこれまでのプロジェクトの振り返り これまでは、新規事業の管理をSalesforceで最初からやる、ということを書いていました。 学習塾の事業を始める以前から、プログラミングスクール事業でこれまでに書籍を出版していました。その書籍の成果物や、プロジェクトの管理をするツールをSalesforceで実装しようと思い、そのやり方をメモしていきます。 導入8日目 今日やったこと これまでの成果物を振り返る これまでにプログラミングスクール事業で電子書籍を3冊、リリースしていました。 Google Sitesでホームページを作成する教科書 SwiftでiPhoneアプリを作成する教科書 Google スプレッドシートの教科書 これらを制作するとき、可能な限り効率的に制作を行おうと考え、制作ツールや、ファイル管理についても明確に定義したつもりでした。 その定義は、新しく参画してくれるメンバーにはすぐに見せられる、あるいは共有できるものではなく、毎回毎回プロジェクトの概要や制作手順などを口頭で伝承する必要がありました。 せっかくSalesforceも導入したので、これまでのプロジェクトの成果物、だけでなく、 制作プロセスも振り返り、データに残していこうと考えました。 過去のプロジェクトを次の新しいプロジェクトだとして考える これまでに行ったプロジェクトがいくつかありますが、新たな業務フローを定義するとき、過去の延長線上ではなくて、未来を考えよ、という方がいます。 だから、次に発生する新たなプロジェクトを行う時に、効率的な業務フローを組み立てよう、という思考の流れになります。 私は、このような思考はしないで、過去のプロジェクト、すでに終わったプロジェクトを次の新しいプロジェクトが起こったとして考えます。 制作フローはおいておいて、完了した成果物があるので、制作プロセスを逆算することも、最初から定義することもどちらでもできます。 ここで言いたいのは、過去のプロジェクトなので、どのようなインプットをして、どのようなアウトプットをするべきなのか、というのがもう明確なのです。 未来の未知のプロジェクトは、どのような情報が手に入るのか、インプットが予測しにくいので

大学生の就職相談その1~Salesforceでエントリー企業の管理したらいいじゃないの~

大学生の知人から就職相談を受けました。 結論から申し上げると、Salesforceを使って就職管理をしたら、とても魅力的な人材として活動できるね!ということです。 周りの友人が就職活動をはじめている・・・。 周りの友人が、インターンやOB訪問などで業界分析をはじめたそうな。 こういう活動って、なんでするんだろうか? 就職活動では、自己分析が重要になります。 自分がどのようにして人と関われたら幸せだろうか どのようにはできない、なりたくない などを理解して、就職活動の軸を決めるのがいいと思います。 企業の選び方が、自分の学部的には・・・ということだけであったら、性格的な特徴と合っていない企業しか受けないかもしれなくて、ミスマッチから1社目を退職してしまう確率は高くなります。 どういう風にはたらきたい?自己分析をしてみよう 最初に勤めるのはどんな会社がいいだろうか?ということに関しては、自分がどのような人生を歩みたいかによって異なります。 最初の1社は、自分の社会人としての仕事の仕方や人生観にとても大きな影響を与えるものです。1社目の経験が、2社目、3社目でも価値観として残り続けることになります。 自分がたくさん転職をして、突出した技能を身に着けて生きていきたい、ならば、1社目はたくさんを経験できるところがいいです。 自分はあまり転職を多くはしないが、結婚や出産などで離職をして、再び職につく、くらいの転職であれば、1社目はなるべく有名で、優秀な人が入っているところにしたらいいです。 自分のこれまでの性格的特徴に合った成長の仕方ができるところがいいと思います。 多くの同期がいて、しっかりしたカリキュラムで成長できる新人研修がある会社がよかったり、そうでなかったり。 職務の範囲が広いのがよかったり、狭いのがよかったり。 たくさんの価値観があるので、自分はどういう人? というのを、これまでの経験と、これからの経験から探っていってほしいと思います。 自分の性格に合う企業に採用される準備をしよう 自己分析ができた後で、自分の働き方に合致する企業を分析して、なぜその企業がいいと思ったのかを客観的に、情熱的に伝えられるように練習したらいいと思います。 自己分析をする、しないかかわらず、自分の価値を高め、証明できるように

Salesforce導入日記~7日目~

Salesforceを導入するぞ! Salesforceの導入をしました。 Salesforce活用自慢チャンピオン大会に出場したり、Salesforceのイベントの管理者向け基調講演でお話ししたりと、Salesforceのことが大好きだし、標準機能を徹底的に活用しまくりたいという属性のシステム管理者をしています。そんな私がプログラミングスクールを創業したのですが、事業が大きくなる前にこそ、Salesforceが必要だと思い、1ライセンスの導入を決意しました。 Salesforceを究極に使うことで、自社はとんでもなく成長するはずだ!と信じてやまない人が導入したらどうなるのか。導入してどんなことをしたのか、ということを包み隠さず残していきたい、という思いから、連載でお届けしたいと思います。 導入7日目 今日やったこと 日付のデータから、曜日を表示する 以下の解説ページを見ながら、新規カスタム数式テキスト項目を作成しました。 https://help.salesforce.com/articleView?id=formula_examples_dates.htm&type=0 CASE(   MOD( Date__c - DATE( 1900, 1, 7 ), 7 ),   0, "(日)",   1, "(月)",   2, "(火)",   3, "(水)",   4, "(木)",   5, "(金)",   "(土)" ) これは、どういう意味かというと、MODっていうのは、割り算のあまりを求める数式ですね。 Date__c が、日付型のカスタム項目。 それに、1900年以降の最初の日曜日、1900年1月7日を引き算してみて、7で割る。 7で割った余りがゼロ、つまり、1900年以降の最初の日曜日からの経過日数が7で割りきれるなら、 (日)、という文字を入れなさい、 余りが1ずつ増えるに従い、ほかの曜日を入れなさい。 0から5でない、つまり、6ならば、(土)を入れなさい。 ということをCASEという条件処理の関数を使ってやっています。 この、 Dat